2014-01-01から1年間の記事一覧

『ゴーン・ガール』

ひとことで言うと「いい映画」。既婚者からすると、もはや笑うしかないというか、なにこれ、うちと一緒じゃんみたいな。つまり、結婚生活とは奇想天外でエキサイティングで気苦労の絶えないものであるといったことを、すこぶるハイセンスに面白おかしく、そ…

『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』

さすが、勢いのあるアニメなだけあってハイクオリティかつハイセンス。ちゃんと引率のご両親も楽しめる内容になっているし、というか、俺なんかは子供を差し置いてラストで派手に号泣してしまったほどである。帰り際に息子に「泣けるとこなんてあった?」と…

ローデッド年間映画ベストテン2014募集開始!

全国の映画なんか大嫌いなみなさんに朗報! 映画フリーペーパー「ローデッドウェポン」の最新号ベストテン企画の募集です!そもそも俺は、常日頃「もっとチンチンがでかくならないかなー」なんて思いながら生活しているけど、それは決して俺のチンチンが小さ…

『ミュータント・タートルズ』

カメである。カメでニンジャでティーンエイジャー。その名も「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」。なんでカメのニンジャが世界を救う話なんかを観なきゃならないんだ!などと文句を言うひともいるかもしれないが、ノロマなはずのカメが…

『さよなら歌舞伎町』

「さよなら歌舞伎町」は、人生において誰もが体験する「停滞している自分からの脱出」を描いている。主要キャストは皆、何かから逃げている。 もちろんその「何か」とは自分自身である。すべてが言い訳で、すべてが泣き言。彼らは常に「ここは自分の居場所で…

『毛皮のヴィーナス』

ここ最近のロマン・ポランスキー作品はものすごくハイテンションで、オープニングから期待と興奮でニヤニヤとしてしまう。怪しさ満点のBGMに乗せて、どんより曇った雨の町並みの路を劇場へと進むカメラ。「うわうわ、なんだこれ最高じゃん!」などと、理由の…

『インターステラー』

最高。 もう最高としか言い様がないほど最高。俺が観たかったモノが全部出てきたというか、このサービス精神はスゲエなと。宇宙映画ってのは、まずでっかくなきゃいけない。 スケールとか想像力とか世界観とかもそうだけど、そもそも空間がでかくなきゃダメ…

『ニンフォマニアック Vol.2』

相変わらず最高。後編はほとんど『アンチクライスト』のポップバージョンって感じで、シャルロット・ゲンズブールさんの、ヘンタイウケを狙っているとしか思えないほど美しくないヌードを死ぬほど堪能できる。ヘンタイ度はさらに倍!アホらしさも倍!で展開…

『ニンフォマニアック Vol.1』

超絶傑作だ。 もう素晴らしすぎて、映画開始直後から感動と興奮で震えが止まらない圧倒的な作品。 色情狂の女性が自らの本能に忠実なセックス半生を語ることで、キレイごとに満ちた常識的思考と傲慢な人間社会をドン底に叩き落とすという、とんでもなく痛快…

『ザ・ゲスト』

身を守るために邪魔者を容赦なく始末する人間って本当に魅力的だなと思う。 少なくとも、常識人のフリをしていながら、影で愚痴ばっかり言っている奴よりはよっぽど健全だし、なにより野蛮であることは「生きることに真剣だ」という証拠でもある。真剣に生き…

『サボタージュ』

この作品を鑑賞した日の夜は、謎の組織にとっつかまって処刑されそうになる夢を見た。処刑直前で目が覚めて、冷や汗まじりで身震いしながら時計を見るとまだ深夜3時。当然のように、すぐさま再度眠りにつくことなどできないので、数秒前まで見ていたこの世の…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』感想文

オゲレツアニメシリーズ最新作は、オゲレツアニメシリーズの名に恥じない史上最高のオゲレツレベルで展開するオゲレツ集大成みたいな内容だった。 「オゲレツ」とはもちろん、本能に忠実であるという意味の褒め言葉である。 「序」〜「破」のポップさは身を…

2013ローデッドランキングは2月中旬に発表します

映画フリーペーパー「LOADED WEAPON(ローデッドウエポン)」の2013年映画ベストランキングがついに決定しました! メンバーへのメールやHPへのコメント、その他もろもろで参加してくださったみなさま、素晴らしいベストテンをありがとうございます! 気にな…