『アバター』

期待しすぎて、映画始まる前からほとんど勃起した状態で鑑賞したんだけど、ハッキリ言って完璧すぎるよこれ。


もうとんでもなく凄い作品。


なんでもかんでも傑作、傑作言ってる俺が言っても重みが伝わらないだろうけどね。
もう大傑作ですよ『アバター』。



とにかくデザインと演出力の凄さね。


宇宙人のビジュアルの洗練されっぷりとか異常。
半漁人とマサイ族を足したみたいな宇宙人部族が登場するんだけどね。



ストーリーは簡単に言うと、ある惑星にやってきた地球人とその星の原住民との縄張り争いみたいなもの。
まぁ、原住民からすると地球人が宇宙人なわけだけどね。
で、地球人が持ち前の科学力でもって、その原住民の身体に、精神ごとダイヴして部落に入り込むみたいなノリなわけ。


で、その宇宙民族のヴィジュアルが、すげーセクシー。


短足でブタみたいな体型した地球人のみなさんの、100倍くらいスマートで美しいわけ。
予告編みたことがある人ならわかるだろうけど、おめめとかおっきくてカワイイんだよね。


もうアバターさんたちのエロビデオがあったら、俺は絶対観たいし、たぶん興奮すると思うな。
つまり何が言いたいのかっていうと、われわれ観客も、主人公と一緒にアバターにダイヴしている感覚を味わえるってこと。


鑑賞中、異民族の女子に見とれるし、ずーっと地球人が憎い。
そこらへんは主人公と一緒。


地球人をブッ殺せ!って気持ちに、なんの違和感もなくさせてしまうテクニックね。
ここらへんの確かな演出力は、さすが百戦錬磨の監督だなーと感心してしまうわけ。


しかも、宇宙人だけじゃない。
ほとんど弱肉強食みたいなこの惑星の、危険な生物や美しい植物のデザインも、とんでもなく計算されている。
気色悪いけど魅力的な動植物がたくさん登場して、どんどんこの惑星が好きになっちゃう感じ。


相変わらずメカもヤバイのが続々登場するんだけどね。
地球人仕様の「パワーライダーロボ」や「ツインシャトルヘリ」、後半にはガウ攻撃空母みたいな大型のスゲーやつも登場して、ド派手な空中戦を繰り広げるわけ。


もう、そのへんはキャメロンの趣味なのかもしんないけど、やっぱ軍隊出てくるとキャメロンは強いな。
無敵でしょう。


戦争映画としても一級品だと思う。
容赦ないバトルシーンとか、さすがって感じ。


とにかく、練りに練られた演出、凝ったデザイン、緊張感のある展開、キレのあるアクションに、人類規模のメッセージも加わって、まさにキャメロン監督の真骨頂みたいな作品。

ぜったい映画館で観ないとダメだわ。